(2021年3月31日医師会広報掲載)
山本眼科 山本起義
○2020年は、2月新型肺炎でクルーズ船の横浜港停泊、小中高の休校、3月志村けんさんの訃報、
4月緊急事態宣言、「Go To トラベル」開始と自粛、GDP年率換算27,8%減で戦後最大の下落、鉄道、航空各社の巨額赤字等々、
年間をとおして、「コロナ禍」に振り回された一年でした。 ○ 私たち眼科医にとっても、あらゆる行事が制限を受けました。日々の診療はもとより、
学会、講習会、各種団体の総会なども軒並み中止となり、眼科専門医の単位取得のために、慣れないWeb開催で、講習をうけるという、
はなはだストレスの多い一年でした。
○ 岸和田では、眼科医が分担して、春には保育所、小学校、中学校の検診、そして、
秋には私立の保育所の検診があります。健診は年度内なら遅らせても良いという、通知はいただいていたのですが、
さて、行くべきか行かざるべきかで、市内の先生方との結論の出ない議論がつづきました。
○私は、ある程度、COVID19の病態が分かってきたことをふまえて、健診しないわけにもゆかないので、
一か月遅れで、健診に行く事を決心しました。その際に保育園に送った注意事項は以下のとおりです。 ○コロナ禍で、眼科健診が遅れがちでしたが、私の担当の大田小学校、旭小学校、
土生中学と旭保育所の検診を済ませました。今般、私立の保育園の検診に際し、コロナ禍での注意事項について、ご質問がありましたので、
すでに健診を済ませた経験もふまえてお知らせします。 ○ふだんの園児の生活は文字通り3密(密閉、密集、密接)の園での生活をしていますが、
だから3密をしなくてよいということにはなりません。とくに、健診医として心がけることは、健診によって、クラスターが発生することは、
何としても避けたいところです。PCR検査が陽性になったとしても、実際に新型コロナに感染していない(偽陽性)、逆に新型コロナに
感染しているのに検査結果が陰性になる人が30%もいます(偽陰性)。 ○毎月あったピアノサークルの例会は、大阪労働会館の例会場が閉鎖され、
毎年神戸芸術センターで開催されていた定期演奏会も、会場から使用中止を宣告され、中止せざるを得ませんでした。 ○結局、2020年3月を最後に毎月あった例会が再開したのは7月で、
以降は隔月の開催で、マスク着用でピアノを弾くようになりましたが、いつも10人はいる参加者が5人程度と寂しい例会しか、開催されず、
とうとうピアノサークルは2021年の11月で解散することになりました。 ○家内は、シャンソンを習っており、発声法を磨きたいために、声楽も習っておりました。
ピアノは、まだしも、歌は大声で歌っては飛沫感染が起こるのでいけないという事で、シャンソン、声楽ともに中止になりました。 ○いつまで待っても終息する兆しのないコロナ禍にあって、やはり、発表の場がないと、
練習にも力が入らないので、とうとう、わたしも「ユーチューバー」の仲間入りすることにしました。
手始めにアップロードしたのは、2006年10月26日、梅田のハービス・エントにあった十字屋楽器店のステージで
バッハ平均律2巻16番のフーガ、
学校検診
もう一つの問題が、新型コロナの発病3日前の無症状(潜伏期)の間に、患者が他人にうつす可能性が高い点です。
ですから、一応発熱とか感冒様症状の園児は予め、健診から除外してもらうのですが、それでも、
感染している関係者(保母さんを含む)を完全に除外できません。
つまり、全員が新型コロナに感染しているという前提で、健診をすすめなければなりません。そこで、健診医も保母さんもマスクをすること。
ソーシャル・ディスタンスを維持のために、非効率ですが、時間に余裕をもって健診する。なるべく、児童と接するのは最小限の時間にし、
不必要に児童に触れない。保健室の換気をしてもらう。消毒用のアルコールを用意してもらい、必要に応じてアルコール消毒をするが、
アルコール消毒をした手で、すぐ、次の園児を診察すると、目にアルコールが入り、角膜障害をおこすので、あくまでも適宜。
すでに終えた学校検診でも、保健室だけですが、ソーシャル・ディスタンスをとり健診の順番待ちの生徒の整列に配慮してもらっていましたが、
保育園では、園児にそれをさせるのは困難を伴う事が予想されますので、なるべく、保健室(体育館)の在室時間を短縮することで、
対応していただきたいと思います。学校検診のまとめ
1)疑わしい園児の除外
2)健診医のマスク
3)2〜3分以内の園児との接触
4)風通しの良い部屋。
5)不必要に園児に触れない。
6)(除外しているので、健診は基本的に受けないはずですが)健診医が判断した疑わしい園児の検診後の念入りのアルコール消毒。
7)大声を出さない事。(かつて、担任とか養護の先生が「しゃべるな!」と大声で生徒に注意されていましたが、
これは厳に慎んで頂きたく存じます。)
これだけで、まず、よほど、感染が蔓延している保育園でない限りは良いと思います。
極端な例で言うと、風通しの良い運動場で一瞬園児の検診をしても、感染はあり得ないと思っています。
したがって、保健室の可能な限りの窓は開放して、健診を行えるよう準備の程お願い申し上げます。
ピアノサークルの例会
土生町サロン(拙宅)で予定していた例会も、なんとか感染防止対策をして、開催したいと考えておりましたが、
2020年4月11日に緊急事態宣言の発出があり、百貨店、ルクア、グランフロント、は休業、日本眼科学会中止、
5月に連休まで学校は休みとなり、本来5月から始まる学校検診も中止で、6月の姪の結婚式も中止、
岸和田市の2軒の診療所からコロナ感染者が出ている状況で、公的なホールが軒並み使用禁止でにもかかわらず、
拙宅で例会を強行して、万一拙宅でクラスターが発生すれば由々しき事態になることを考え、中止せざるを得ませんでした。
声楽とシャンソン
当時、ライブハウスがクラスターになった事から、ライブハウスで歌う
シャンソンはご法度で、家内はシャンソンの先生から「収入がゼロだ」という愚痴ばかりきかされ、それを伴奏するバンドの方々も
収入が途絶えて、大変だとのことで、バンドマンへの救済を兼ねて、少人数で開催される始末でした。
声楽の先生も、このままだといけないとして、感染防止対策を施した上で開催されたのが写真上の「声楽発表会」です。
会場に入場するときはアルコール消毒、歌手は、全員マウスシールドをしているので「鉄人28号」みたいになっています。
最前列はソーシャル・ディスタンスのため、使用禁止になっているのがお判りでしょうか。
終息する兆しのないコロナ禍
ショパンのマズルカ32番、
35番、
38番、
今のところ、この38番が一番人気となっています。
ついで、2006年6月10日の守口市にあるムーブ21のエントランスホールで開催される「土曜ステージ」で
ラフマニノフの練習曲作品39の1と、
39の9、
視聴者が増えると気を良くして、2007年2月17日の「土曜ステージ」で
ショパンのマズルカ17番、
19番、
21番、
ポロネーズ1番、
マズルカ35番、
ポロネース6番、
2007年4月21日の「土曜ステージ」で
ショパンのマズルカ33番、
前奏曲15番
とアップロードしましたが、だんだん種切れになり、
映像的に失敗作の2004年12月1日のロータリークラブ例会もかまわずアップロードしてゆきました。
最近は、
バッハ平均律2巻17番のフーガ、
ショパンのワルツ9番、
ショパンのマズルカ30番、
バッハ平均律2巻13番の前奏曲とフーガ、
バッハ平均律2巻24番の前奏曲とフーガ、
バッハのフランス組曲5番からアルマンド、
バッハ平均律2巻18番の前奏曲
バッハ:平均律第2巻16番 前奏曲
ショパン:マズルカ34番
ショパン:ポロネーズ2番
ショパン:即興曲 3番 作品51
ショパン:「別れの曲」練習曲作品10−3
などをアップロードしています。チャンネルの再生リスト
チャンネルの再生リストでは、
視聴者の皆さんに、ご自分の興味に合わせて、選曲できるように、関連する曲を分類しています。たとえば
有名ピアノブランド各社のグランドピアノ比較
では、
ヤマハ、スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーの音色を聴いていただくように、編集も試みました。
日本のピアノでは、カワイの特にSKも入れるべきですが、流石に、カワイのショウルームでビデオを撮るのは勇気がいる
ので、実現できていません。ただ、ピアノメーカーの広告では、自社の最高品質の機種の音色を視聴するようになっていて、
実際にサロンや、小ホールに置いてある品質のもの現実とはかけ離れた音を聴くことになるのですが、
此処では、逆に各社のエントリーモデルを弾いているので、より身近な音を聴いていただけると思います。
ピアノ小品集では
まだ一曲しかアップロード出来ていないショパンのワルツなど、聴きやすい曲を挙げています。
PAK例会では
ピアノアソシエーション関西という私が入っているピアノサークルの例会の様子です。
残念ながら、2021年11月で解散が決まっています。毎月、大阪北浜の労働会館地下一階の
練習室「プチエル」で例会をしています。PAKの会員はほとんどが素人ですので、お気軽に
例会の予定を、
ご覧になって、是非ご参加ください。見学のみでもOKです。4月以降の年会費は徴収せず
会場費が初回は無料、次回からは1,000円のみ徴収されます。楽譜を見ながらでもOK、一度
スタインウェイのフルコンを弾いてみたいと思われる方は是非ご来場ください。
https://www.facebook.com/Piano-Association-Kansai-612001575489885/
ショパン、ポロネーズ集では
私の好みのショパンのポロネーズを入れています。体力がいるので、新たな録音はなかなか出来ません。
ショパン、マズルカ集は
ショパンンのマズルカ60曲ぐらいの中で、好みのものを入れています。
バッハ、クラビーア集は
若いころ(高校生)は、あまり好きになれませんでした。しかし、リヒテルの平均律全曲CDを聴いて、最近はこの平均律
に夢中になっています。一曲が前奏曲とフーガという組み合わせで、第一巻に24曲、第二巻に24曲あります。つまり
全ての調性が含まれています。バッハ(1685−1750)の時代は、平均律で調律されておらず、ショパン(1810−1849)
でさえ、平均律で調律されたピアノは使っていませんので、誤訳なのですが、もう日本では平均律でとおっています。
もとは、チェンバロあるいはクラビコード用に作曲されていますが、高校の音楽の先生がバッハ大好き人間のオルガニストで
弾いてみると、聴かせてもらった曲がいっぱいあって驚きです。バロック音楽として楽しめる曲と、劇的な宗教音楽の
オルガン様の曲があって、楽しみが尽きません。これを好むのは、私が年をとったためかも・・・
ラフマニノフ、練習曲「音の絵」は
あと二曲ぐらい弾けるのですが、体力勝負的な曲が多いので、もう無理かも・・・
ユーチューブは、演奏の良し悪しよりも、話題性で視聴回数が増える傾向にあり、見てくれた知人も、
ピアノの演奏よりも、演奏会場が美しくて、背後に水が流れているのはどこか、とか、どんなふうに録画したのか、
そちらの方が気になるようです。
なにぶんにも素人故、稚拙な演奏はご容赦頂き、
YouTubeで
kysyamaを
検索するとチャンネルが出ますので、お暇なときには是非ご視聴頂きたくご案内申し上げます。